中国 2022年のGDP成長率は3%、政府目標を下回る

新型コロナウイルスが局地的に感染拡大し、国際的状況が不安定な中、2022年の中国の国内総生産(GDP)の成長率は3.0%となり、政府の目標を下回った。中国国家統計局が17日に公表した。
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中国国家統計局は「速報値によると、2022年の中国のGDPの実質成長率は3.0%となった」と報告した。
中国政府は、2022年のGDP成長率について5.5%前後を目標としていた。
なお、2022年第4四半期(2022年10~12月)のGDPは前年同期比2.9%増にとどまった。第3四半期(2022年7~9月)の3.9%増からは減速した。
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先に、中国のシンクタンク「太和智庫」の丁一凡(Ding Yi-Fan)上級研究員は、スプートニク通信に対し、中国は2022年の目標としてきたGDP 成長率5.5%に達しないかもしれないが、この点においては何の危機感もなく、中国にとってはGDP目標達成よりも新型コロナ対策の方が重要だと述べた。
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