大阪ガス サハリン2の新運営会社とLNG供給契約を締結

大阪ガスは1月17日、サハリン2の新たな運営会社との間に液化天然ガス(LNG)の供給契約を結んだことを明らかにした。
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大阪ガスがサハリン2の旧運営会社との間に結んでいた供給量は年間20万トン。この量は大阪ガスが取り扱うLNGの2%近くに当たる。大阪ガスは新契約でも同量の供給量を結ぶことができた。
サハリン2の新運営会社との間には大阪ガスの前にすでに、JERA(東京電力カフェエル&パワーと中部電力の合弁)、九州電力、東北電力、広島ガス、西部ガス、東京ガスが契約を締結している。
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サハリン2は、サハリン北東部の大陸棚にある2か所の石油ガス埋蔵地ピルトン・アストフスコエ(石油が主体)とルンスコエ(ガスが主体)を開発するプロジェクトで、年間960万トンのLNGの生産プラントもインフラに含んでいる。サハリン2の生産量は日本のLNG輸入量の約9%をカバーしている。日本政府は再三にわたって、サハリン2が適切な価格によるガスの安定供給のために重要である点を強調している。
ロシア政府は2022年8月3日、サハリン2の新運営会社として、ユジノサハリンスクに登記のサハリン・エナジー LLCの設立を決定。8月5日に設立された新会社は株式の50%をガスプロム・サハリン・ホールディングが出資した。ロシア政府は、日本の三井物産と三菱商事にそれぞれ12.5%と10%の出資率での譲渡を許可した。前身の運営会社において残りの27.5%を保有していたシェルは新会社には不参加を表明している。
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