露大統領府報道官 「日本は非友好国リストに入っている 平和条約締結交渉の可能性は低い」

ロシア大統領府ドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアと日本が平和条約締結に向けて交渉する可能性は低いとの考えを示した。
この記事をSputnikで読む
日本の岸田文雄首相は、23日召集の通常国会で施政方針演説を行った。その演説の中で岸田氏は、露日関係は現在厳しい状況にあると指摘した上で、「我が国としては、引き続き、領土問題を解決し、平和条約を締結するとの方針を堅持する」と述べた。
この件について、ロシアは日本と意思疎通を図る用意があるかと記者団から問われたペスコフ氏は次のように述べた。
「日本は、非友好国になった国々の陣営に、非常に積極的な態度で加わった。日本は自らの行動においても、二国間関係においても、構成主義を示すことはない。実際のところ、現時点では意味のある対話は行われていない。もちろん、このような状況では、事実上、そのような可能性について語る必要性はほとんどない」
2022年12月、ロシアのアンドレイ・ルデンコ外務次官は、日本の現政権の政策は平和条約交渉の再開を不可能にしているとの考えを示した。同氏によると、日本の政策はその他多くの案件や合意の再開を不可能にしている。そのため、状況が変わるまで待ち、そうなってから今後どうするかを考えることになるという。
関連記事
【解説】史上もっとも厳しい時期となった露日関係
「日本は平和主義国だった痕跡を絶った」 日本の軍事主義化の標的は露中=ラブロフ外相
コメント