ウクライナ紛争に関連するドイツの経済損失を専門家が推計

ドイツ経済研究所(IW)の調査によると、ウクライナでロシアの特殊軍事作戦が開始されたことに関連するドイツの経済損失は今年、対GDP比4.5%の1750億ユーロ(約16兆6400億円)に上る見込み。IWは、ウクライナ紛争が起こらず、この紛争がエネルギー価格の高騰や供給の問題に影響を及ぼさなかった場合のシナリオと現実を比較した。
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調査結果によると、ドイツの今年の経済損失は、新型コロナウイルスのパンデミックに関連した損失を含めると約5950億ユーロ(約84兆2660億円)となる見込み。人口 1人あたりの直接的経済損失は2000ユーロと推計されている。
IWのエコノミスト、グレムリング氏は調査結果について「この緊急事態は今後数か月間われわれの課題となり、繁栄の妨げとなるだろう」とコメントした。
スプートニク通信は先に、ロシア産ガスのドイツ向け供給停止の影響について報じた。
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