「ロシアがガスの栓を閉めた」欧州はロシア産天然ガスの供給について世界にどう嘘をついたか

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ノルドストリーム - Sputnik 日本, 1920, 23.01.2023
ドイツのロベルト・ハーベック経済相は23日、「ドイツが確保していた天然ガスの半分が失われた」と発言した。同氏によると、こうなった原因はロシアが天然ガスを供給する「栓」を閉めたことと、「天然ガスパイプラインが壊れた」ことであるという。つまり、当面はロシアからドイツへの天然ガス供給が再開されることはないということを意味する。
ロシアのプーチン大統領は、ロシア政府は石油も天然ガスも西側諸国に供給する用意があると発言しているが、西側諸国自身は供給を拒んでいる。
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ロシア産天然ガスの代替品にはいくらかかるのか?

ウクライナでの特別軍事作戦を背景にロシア産天然ガスの供給が停止する中、ドイツ政府は液化天然ガス(LNG)輸入ターミナルの建設を積極的に推進している。
2022年2月までは、ドイツ国内の天然ガス需要の55%をロシアが占めていた。 しかし今、ドイツが掲げる最大の目標は、ロシア産石油・天然ガス・石炭から完全に独立すること。これは、ドイツの政治的な配慮によるもの。
ドイツはパイプラインで運ばれるロシア産天然ガスの供給を拒んで以降、国内の事態はまだ落ち着きをみせていない。 シンクタンク「New Climate Institute」によると、現在ドイツではLNGの必要量をはるかに超えるターミナルが建設されており、もしすべてのLNGに関わる計画が実現すれば、税金の無駄遣いといった問題が発生する可能性がある。
さらに、ドイツではエネルギー価格が高騰しており、エネルギー資源の輸入業者はロシア産天然ガスの代替品を高い価格で購入することを余儀なくされている。ちなみに、2022年8月中旬の欧州の天然ガス価格は1メガワット時あたり200ユーロ(約2万8300円)以上で取引されていたが、前年の2021年の時点では1メガワット時あたり50ユーロ(約7000円)程度だった。
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