「ウクライナの同盟国ではない」 カンボジア、ロシアの地雷除去要員を訓練する用意があると表明

カンボジアのフン・セン首相は、同国はウクライナに軍事支援を提供する能力および意向はないと表明した。またロシアの地雷除去要員のために訓練を実施する用意があることを明らかにした。カンボジア紙クメール・タイムズが報じた。
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これに先立ち、カンボジア地雷対策センター(CMAC)は、日本と協力してウクライナの地雷除去要員に対する訓練を実施、訓練は正式に終了した。日本政府は国際協力機構 (JICA)を通じて技術的な支援を行った。フン・セン氏は、ウクライナの地雷除去要員に対するカンボジアの訓練支援は純粋に人道的な行為であると指摘し、「カンボジアはウクライナに軍部隊も地雷除去に関するインストラクターも派遣していない」と強調した。
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フン・セン氏はまた、カンボジアは「ロシアを含め、カンボジアで地雷除去訓練を受けることを希望するあらゆる国を喜んで歓迎する」と述べた。同氏は、カンボジアがすでにコロンビアの将校に対しても地雷除去訓練を実施したことに言及した。
1964年から1975年のベトナムおよびインドシナ半島のその他の国々における戦争で米国が行った大規模な爆撃やカンボジアで約30年続いた内戦の後、さまざまな威力の数百万個の対人地雷が残された。これに関連し、カンボジアでは1992年に地雷除去に関する国家プログラムが始動、その初期段階には日本を含むさまざまな国のインストラクターが参加した。現在、カンボジアの地雷除去に関する専門家は世界でもトップクラスにあるとみなされている。
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