デヴィン論説員はハンター・バイデン氏のノートPCにあった資料を分析。その中にはハンター氏「らしくない」メールがあった。ウクライナのビジネスパートナーであるデヴォン・アーチャー氏に対し、当時のジョー・バイデン副大統領のキエフ(キーウ)訪問1週間前に送ったものだった。
デヴィン論説員はノートPCを分析し、このメールには機密情報が含まれていると判断。メールには「国務省言語で」ウクライナ政治情勢が22点挙げられており、来るべき選挙、対ロシア制裁とEUへの影響、ドンバス情勢の予測などの詳細情報が含まれていた。またメールでは外交略字でロシアを示すRUが使われていた、とFOXニュースキャスターは指摘する。
「ハンター・バイデンはこれが犯罪だと知っていた。彼はビジネスパートナーに使い捨て携帯電話(バーナーフォン)を購入するよう頼んでいた。2人の会話が非公開であることを確認するためだ」
カールソン氏によると、ホワイトハウスからも、ハンター氏からもコメントは得られなかったという。
ハンター・バイデンはジョー・バイデン米大統領の次男で、2014年にウクライナ民間ガス採掘ホールディング「Burisma」の役員に就任。取締役会にはジョン・ケリー元国務長官の義理の息子の友人であるデヴォン・アーチャー氏も加わった。ハンター氏が役員になって間もなく、同社をめぐる汚職疑惑が勃発。バイデン親子のウクライナでの活動の詳細の多くがハンター氏のノートPCから見つかった。それら情報は2020年に公開されている。
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