ロシアは2014年から紛争の挑発を受けていた=クロアチア大統領

クロアチアのミラノビッチ大統領は30日、記者団に対し、ロシアは2014年以降、外部から武力紛争の挑発を受けてきたと指摘し、このような行為はロシアを核兵器の使用へ向かわせるおそれがあると述べた。
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ミラノビッチ氏は「2014年以降、我われは『誰か』がこの戦争を引き起こす意図でロシアを挑発するのを目にしてきた。戦争は始まったが、計画はどうなっているのだろうか?1年が経過したが、我われは今になってようやく戦車について話をしている。なぜ戦車は初日に送られなかったのだろうか?ドイツ製と米国製の戦車があるが、米国製の戦車が送られることはまったくないかもしれない。なお、旧ソ連時代の戦車1000両超が破壊されている。供与されたすべてのドイツ製戦車にも、これと同じ運命が待ち受けている」と述べた。

ミラノビッチ氏はまた、ウクライナ紛争における集団的な西側諸国の姿勢は不道徳であり、戦争行為が原因で生じた損失によって国には男性住民がいなくなるおそれがあると述べた。
また同氏は、ロシアが超核大国であることに言及し、ウクライナ紛争の影響に懸念を表明した。

「この戦争の目的とは何なのか?超核大国に対する勝利なのか…?あなた方は、このような国家に因習的な手段で勝つことができますか?」

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ミラノビッチ氏は先に、米国とロシアが「合意」するまで軍事行為は止まらず、西側諸国の戦車を供与することは紛争を長引かせるだけであるとの考えを示した。また同氏は、ドイツの外相が「我われはロシアと戦争している」と発言したことに言及した。
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