北朝鮮の専門家 NATOは日本と韓国をウクライナ紛争に巻き込むつもりだと発言

北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、日本と韓国を訪問した際に、ウクライナに軍事支援を行うよう圧力をかけるだろう。そして、日韓の兵器がウクライナの戦場に現れるのは時間の問題である。北朝鮮の朝鮮中央通信が、国際政治研究学会のキム・ドンミョン氏の分析記事を引用して報じている。
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ストルテンベルグ事務総長は29日、韓国ソウルに到着した。同氏の韓国の滞在は2日間を予定しており、その後30日から2月1日までの日程で日本を訪れる。

キム氏によると、ストルテンベルグ氏が「代理戦争」の作戦基地であるウクライナではなく、アジア太平洋地域にいることが「懸念の高まり」を引き起こしている。

「米国と西側の戦車提供の決定によってウクライナ事態が新たな峠を迎えている時に、南朝鮮(韓国)と日本を訪問したNATO事務総長(ストルテンベルグ氏)が今回も、両国に『中国脅威論』を絶えず吹き込んで『アジア版NATO』創設の必要性を再三強調し、対ウクライナ軍事支援に消極的に臨んでいるのを厳しく戒め、圧力を加えるのは火を見るより明らかである。NATOに送り込まれる南朝鮮と日本の武装装備がウクライナ(の)戦場に現れるのは、時間の問題である」

キム氏は、韓国がすでにポーランドと戦車や戦闘機などの武器輸出に関して145億ドル(約1兆8770億円)規模の契約を締結している点、日本が英国と次世代戦闘機の共同開発で合意している点を指摘している。
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同氏はまた、ストルテンベルグ氏による韓国と日本の訪問は、アジア太平洋地域における新冷戦の「前奏曲」であるとみている。「戦争と対決の代名詞」であるNATOは、この地域に何の利益ももたらさないどころか、安全保障上の危機に追い込むことになるため、日本と韓国はこの点を認識しなければならないと述べている。
ロイターによると、ストルテンベルグ氏は30日、韓国に対し、紛争国に兵器を提供しない方針を転換した他の国々を例に出した上で、ウクライナへの軍事支援を強化するように促した。
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