「西側は制裁失敗を認める勇気がない」=メドベージェフ元大統領

ロシア元大統領で現在は国家安全保障会議の副議長を務めるドミトリー・メドベージェフ氏は31日、SNS「テレグラム」上の自身のページで「西側諸国は対露制裁の失敗を認める勇気がない」との考えを示した。
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メドベージェフ氏は次のように述べている。

「敵性諸国には『地獄の』制裁が大きな音を立てて崩れ去ったのを認める勇気が足りていない。(編注:制裁は)効かない。産業製品や消費者向け商品の絶対的大部分はロシア自身で、そうでないものもアジアの製品で代わりを見つけることに成功した。並行輸入ではこれまでと同じ西側ブレンドの製品を手に入れている」

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米国の圧力に従う「虐げられた欧州」については次のように皮肉っている。

「いつも通りだ。米国は虐げられた欧州で稼いでいる。抑圧された欧州は金を失うだけだ。そのうえ、ロシア経済についてはIMF(国際通貨基金)でさえ今年成長すると予測している」

IMFが発表した最新の世界各国経済の予測では、ロシアのGDP(国内総生産)は2023年、プラス0.3パーセントの成長が見込まれている。IMFはこれまで、2023年のロシア経済は2.3パーセントのマイナス成長としており、大幅な上方修正となった。
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