ウクライナ政府、欧米以外の友好国に100億ドルの財政支援を呼びかけ

ウクライナ政府は2023年、米国と欧州連合(EU)による財政支援を受けてもなお依然として100億ドル(約13兆円)の財政赤字に陥ることから、欧米以外の友好国、及び国際機関による財政支援を要求している。ウクライナのオリガ・ジコワ財務副長官が表明した。
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財務副長官の発言を引用してウクライナ紙「経済の真実」が報じたところによると、政府は2023年、支出削減措置を講じたとしても、依然として国際社会からの財政支援が必要であり、その額はひと月あたり30億ドルに達するとのこと。ジコワ副長官によると、ウクライナ政府は欧米から300億ドルの財政出動に関する約束を取り付けたものの、依然として100億ドルの不足があるという。そこでジコワ副長官は欧米以外の友好国、及び国際通貨基金(IMF)による支援に期待するとしている。
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先にウクライナ最高議会予算問題委員会のロクソラナ・ポドラサ委員長は経済版の「ラムシュタイン会議」を当てにしていると表明していた。この会議は3月に開催が予定されており、その中でウクライナ政府は財政赤字補填のため100億ドルの支援を欧米以外の友好国から取り付けたいとしていた。
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