FRBの声明では「物価上昇は多少和らいだが依然として高いままだ」と記されており、政策金利を0.25%引き上げることが明らかにされた。これにより政策金利は4.5%から4.75%の幅となる。
米国では記録的なインフレが続いているものの、消費者物価指数の上昇率は2022年12月まで6か月連続で前の月を下回っている。パウエル議長は会合後の記者会見で「物価の上昇が収まっていく過程が始まったと言及したのは今回が初めてで、実際にそれはモノの価格によくあらわれている」と指摘しつつも、「インフレに勝利したと宣言するにはあまりに時期尚早」として、次回以降の会合でも金利を引き上げる考えを示唆した。
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