FRBによる利上げ幅の縮小で円高進む

FRB(米連邦準備制度理事会)は1日、0.25%の利上げを決めたものの、利上げ幅の縮小は前回に続いて2回連続となった。これを受け、ニューヨーク外国為替市場では円高が進み、円相場は一時、1ドル=128円台半ばまで値上がりした。NHKが報じた。
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FRBの声明では「物価上昇は多少和らいだが依然として高いままだ」と記されており、政策金利を0.25%引き上げることが明らかにされた。これにより政策金利は4.5%から4.75%の幅となる。
日本の消費者物価指数は4%上昇 1981年以来の高水準
米国では記録的なインフレが続いているものの、消費者物価指数の上昇率は2022年12月まで6か月連続で前の月を下回っている。パウエル議長は会合後の記者会見で「物価の上昇が収まっていく過程が始まったと言及したのは今回が初めてで、実際にそれはモノの価格によくあらわれている」と指摘しつつも、「インフレに勝利したと宣言するにはあまりに時期尚早」として、次回以降の会合でも金利を引き上げる考えを示唆した。
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