ドイツの国際公共放送「ドイチェ・ヴェレ(ロシアでは、同局は外国エージェントに認定されている)」は1日夜、ロシアの活動家ドミトリーという男が、スプートニクの記者とその家族が住んでいる社宅に放火しようとした疑いで、ベルリンで拘束されたと報じた。この容疑者に近い関係者によると、男は現在、ベルリンの拘置所にいるという。
スプートニクのドイツ支社長であるセルゲイ・フェオクティストフ氏によると、男は事件の数日前、その社宅の前で目撃されていたという。
同氏によると、容疑者は社宅付近で車の座席に座り、通りかかったスプートニクの社員の一人に下品なジェスチャーをしたという。
「それよりも前の3月3日にも、男は我々の住所をSNSで公開し、『チェチェンの友人たち』に『ロシアのプロパガンダの隠れ家』を忘れないよう呼びかけていた。我々は警察に届けを出した。訴訟は控えることになった。彼らは暴力を直接的に呼びかけることはないという考えを持っていたからだ」
2022年5月6日、ベルリンのシュテグリッツにあるアパートにビンが投げ込まれ、窓ガラスが割れる事件が発生した。その後の捜索で、液体が入った大きな保存容器とペットボトル、ワイヤー取りつけられたガスボンベなどの不審物が発見された。この不審物は爆弾処理班によって除去された。
ドイツ警察はこの事件の捜査を開始しており、ベルリン検察庁と国家保安局も捜査に参加している。
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