ウォレス国防相はオーストラリアのリチャード・マールズ国防相と会談した後の共同記者会見で次のように発言した。
「私はあらゆるタイプのシステムの研究に極めてオープンである。戦闘機だけではない。ただし、そうしたものがいつも同時に起こるとは限らない。仮に明日の朝になって、戦闘機を彼らに送ろうと言っても、それには数か月かかる。というのも戦闘機の操作を習得する必要性は突然やってくるからだ。したがってこの恐ろしい紛争に魔法の杖は一切存在しない」
英国防省はロシアが第一次世界対戦の戦術に頼ると分析しており、地上部隊の強化を急ぐ要性を指摘した。その上で、ウクライナ軍が英国の主力戦車「チャレンジャー」の使用訓練を始めたことを明かした。
先にウォレス国防相は現時点において戦闘機を供与する状況にはないと表明していた。一方、フランスのエマニュエル・マクロン大統領はウクライナに対する戦闘機供与の可能性を排除しないと表明し、ウクライナ兵の訓練状況を確認するとしていた。
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