気球撃墜事件 中米関係の安定化に打撃=中国外交部

中国の謝鋒外務次官は、中国の気球に対する米国の行動は、中米関係の安定化プロセスを損ねたと表明した。中国中央テレビが報じた。
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同局は「米国の行動は、昨年G20サミットの傍ら行われた首脳会談以後、中米関係の安定化プロセスにおける双方の努めに深刻な影響を与え、損害を及ぼした」という謝鋒氏の言葉を引用している。
中国はこの点について強く抗議し、米国に対して中国の利益を損なうような行動をこれ以上取らないこと、緊張を激化させないよう呼びかけたという。
謝鋒氏は、中国政府は状況の推移を注視しており、中国の利益と尊厳を断固として守っていくとし、中国政府は今後必要な行動を取る権利を留保していると強調した。
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また、謝鋒氏は5日、中国政府を代表して在中国米国大使館の担当者に、この事件に関連して厳正な申し入れを行ったと同局は指摘している。
米軍は4日(日本時間5日未明)、米本土上空を飛行していた中国の気球を米沿岸近くで撃墜した。ロイド・オースティン国防長官は、これが米国内の戦略目標を偵察するための中国の軍事用気球だったと表明した。
これを受け、中国外務省は「中国は、米国による民間用無人航空船への武力行使や攻撃に対し、強い不満と抗議を表明する」との声明を発表した。
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