2021年には三菱重工業の子会社で三菱スペースジェットの開発を手掛けていた三菱航空機が1350億円の資本金を99.6%削り5億円に減らしており、事業再開は絶望的となっていた。
「三菱スペースジェット」は2008年に始まった国産旅客機計画。1960年代のプロペラ旅客機「YS11」以来の国産旅客機で、ジェット旅客機としては日本初になるはずだった。2013年までには量産機が導入される予定だったが、6度の延期を繰り返して開発費や累積赤字が膨張し、経営の重荷になっていた。
スプートニクはこれまでに、中国の新型中距離旅客機「C919」と、それに匹敵する水準のロシア、米国、欧州、ブラジルが保有する旅客機を一挙に比較したインフォグラフィックをまとめた。
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