解説員によると、当事国はともに交渉のテーブルに着く用意があるものの、バイデン政権は西側による戦車供与によりウクライナ軍勝利の可能性を拡大しようと躍起になってるという。ただし、このシナリオには情勢悪化という負の側面があると解説員は警告している。また、米国はある一定のタイミングを過ぎれば、ウクライナへの支援、助言、供与ではなく、自ら紛争に関与し、ウクライナ軍とバトンタッチする可能性が高いとのこと。
合衆国が戦場でウクライナと交代するタイミングが訪れたかどうか、そしてそれがいつ起こるのかは分からないとしたうえで、「ロシアは果たしてウクライナと米国、そのいずれと戦っているのだろう」、「ロシアと合衆国の戦争を果たして誰が始めたのだろう」と読者に疑問を投げかけている。
解説員によると、米国の役割はよりアクティブで、ウクライナが単に支援を要請しているわけではないという。戦況は地上における総力戦となった第1次世界大戦の様相と酷似しており、こうした場合に勝利を手にするのは、 人的物的資源をより多く持つ側であることから、ウクライナ軍の敗色は濃厚になっていると評価している。
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