年金改革に反対の抗議デモ、仏全土で75万人が参加=仏内務省

フランスでは7日、年金改革に抗議する大規模デモが全土で行われた。首都パリではデモ隊と衝突した警察が催涙ガスを噴射するなどして鎮圧にあたった。内務省によると、7日のデモには全土で75万人が参加した。首都パリの参加者数は5万7000人と発表されている。
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フランス労働総同盟(CGT)は国内全土で200万人が参加し、パリでは40万人が参加したと発表しており、参加人数の評価には大きな差がある。年金改革に伴う大規模な抗議活動としてはこれで3度目。
スプートニク通信が現場から報じたところによると、パリでは過激派グループ「ブラック・ブロック」のメンバーらがカフェや商店のショーウィンドウを割るなどしたほか、ゴミ箱に火を放ち、広告などを破壊したという。また警察に爆竹やガラス瓶などを投げつけた。
これに対し警察は催涙ガスを噴射し、対応にあたった。現地メディアによるとパリだけで17人が拘束された。
フランス・マクロン政権のエリザベット・ボルヌ首相は1月10日、年金支給開始年齢を現行の62歳から64歳に2030年までに段階的に引き上げる改革案を発表。これを受け、19日には1回目の全国の労働組合が参加した国民ストライキが行われ、パリ、マルセイユ、リヨン、トゥールーゼなど全国各地でデモが行われた。仏内務省発表ではデモには100万人以上が参加し、38人の拘束者も出た。デモは31日にも行われ、CGTの発表によると、全土では280万人が参加、首都パリでは8万7000人が参加。
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