ギリシャ五輪委員会は7日に行われた総会でパリ五輪のボイコットに反対することを全会一致で可決した。ギリシャ五輪委員会の公式サイトにはカプラロス委員長の発言が紹介されている。
「ギリシャは五輪誕生以来、あらゆる大会に参加してきた。現代史において、いかなるボイコットにも参加せず、五輪憲章を遵守してきた。スポーツとオリンピズムは政治と関係がないものだ。競技のボイコットは何よりもまずスポーツ選手に関わることであり、彼らは最大のスポーツイベントに参加するという、自身の大きな夢を実現するために絶えず努力している。したがって我々はあらゆる差別に反対する」
このように発言し、ギリシャ五輪委員会はロシアとベラルーシのスポーツ選手について、中立選手として参加させることを支持すると表明した。
一方、英国政府は国際五輪委員会(IOC)に対し、ロシア人選手の五輪参加禁止を呼びかけている。リシ・スナク首相の公式報道官を引用してスカイニュースが報じているところによると、英国政府はこの点について意向をIOCに伝えたという。
先にパリ市長は声明を発表し、ロシアのスポーツ選手がパリ五輪に参加することには反対すると表明していた。フランス政府によると、 ロシア人選手の五輪参加に関する決定は2023年夏に判断が下されるとのこと。
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