事務総長は米国のアンソニー・ブリンケン国務長官と行った共同記者会見で、「今日の欧州で起こっていることは明日のアジアで起こり得る」と指摘した。
「中国は自らの軍事力を大いに拡大させているほか、核兵器についてはいかなる透明性もない。中国は南シナ海の管理を確保し、台湾に脅威をもたらし、NATOの国々を含む地域で危機的に重要なインフラの制圧を目指している。自らの市民を抑圧し、人権を侵害し、ロシアとの戦略的パートナーシップを強化させている」
事務総長によると、中国政府はウクライナ情勢を注意深く分析しており、将来的決断に対する教訓を導き出そうとしているという。NATOの同盟国はアジアにおいても実際の懸念を抱いており、この点について米国政府と検討を行ったとのこと。
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