ドゥジャリク報道官は、レベッカ・グリンスパン副総裁率いる国連開発計画は、ロシア産肥料の輸出を実現するため、しかるべき関係機関との緊密な協力を続けていると述べ、これは世界の食糧安全保障への脅威との戦いに向けた合意の一部であり、きわめて重要なものであると強調した。
「穀物合意」は、2022年7月22日にロシア、トルコ、ウクライナと国連の間で結ばれたもので、ウクライナの穀物、食糧、肥料の輸送を、黒海を経由し、オデッサを含む3つの港を通過して実現することを可能にするものとなっている。
「穀物合意」は7月末に結ばれた2つの協定。一つはウクライナの黒海沿岸の港からのウクライナ産穀物などの輸出に関する協定であり、11月18日に期限を迎えたが120日間の延長が決まった。もう一方はロシアと国連の間に結ばれたロシア産食品や肥料の世界市場への輸出に関する協定で、国連はロシア産農産物などへの様々な輸出制限の撤廃に責任をもつとしている。
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