事件は昨年7月8日午前11時半頃、奈良市内の路上で発生。参院選の街頭演説中の安倍氏を銃撃したとして、山上被告は殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。安倍氏は失血死。山上被告は殺人容疑に切り替えて送検された。
奈良地検は山上容疑者の刑事責任能力を調べるため約5か月半にわたって鑑定留置を実施。精神鑑定で善悪を判断する能力などに大きな影響を与える精神疾患は認められなかった。山上被告は今年1月13日、殺人罪と銃刀法違反で起訴された。
日本のマスコミが捜査関係者を引用して報じたところによると、追送検容疑は事件前日の昨年7月7日に奈良市内の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設が入る建物に銃を発射して傷つけた建造物損壊と銃刀法違反の疑いや、武器等製造法違反、火薬類取締法違反、公職選挙法違反の疑い。