ウクライナでの露特別軍事作戦

第三次世界大戦は起こさせない マスク氏、「スターリンク」の使用一部制限にコメント

米実業家のイーロン・マスク氏はツイッターで、自身が率いるスペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」を紛争のエスカレーションに使用することを許可しないと表明した。マスク氏は、元宇宙飛行士のスコット・ケリー氏がウクライナにおける「スターリンク」の完全な機能回復を求めた投稿にコメントした。
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これに先立ち、スペースXのグウィン・ショットウェル社長は、ウクライナでドローンの操縦をはじめとした軍事目的で同社の「スターリンク」を使用することを制限したと発表していた。
マスク氏は「スターリンク」について、民間利用を目的としていると強調した。同氏はまた、スペースXはウクライナで「衛星の接続を断つ権利を行使しなかった」と付け加えた。

「スターリンクはウクライナの通信ネットワークにおける基幹回線網だ。特に他のほぼすべてのインターネット接続が破壊された前線において。しかし我われは、第三次世界大戦につながるおそれがある紛争をエスカレートさせない」

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ウクライナ国防省は1月、攻撃用ドローン(無人機)を操作する中隊を創設すると発表した。新たな部隊には、「スターリンク」衛星通信、ドローン、弾薬が提供される予定だった。

スペースX社は、ロシアによるウクライナでの特別軍事作戦開始以来、スターリンクの衛星端末2万台超をウクライナ政府に提供している。 ロシア外務省は以前、低軌道上にある民間衛星は、ロシア軍の位置、移動経路、行動を明らかにする他、無人航空機を制御し、標的に対して宇宙から爆弾を誘導するといった、純粋に特定の戦闘任務に使用されていると指摘した。
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