レポートではまた、LNG価格の高騰で南アジアでは輸入量が減少し、パキスタンとバングラデシュは供給の混乱を最小限に抑えるために石油の輸入量を増加、インドは石炭の使用量を増やしたと指摘されている。
国内総生産(GDP)が世界最大のアジア諸国は2022年、全体的に石炭の使用量を増加した。シェルによると、これは世界の温室効果ガス排出量に大きな影響を与えた。昨年2022年、インドでは温室効果ガス排出量が5.5%、中国では1.9%、その他の地域では2.2%それぞれ増加した。
シェルのレポートでは、欧州は昨年、ロシア産ガスの減少分を補うためにLNG輸入量を前年比60%増の1億2100万トン増やしたと指摘されている。
一方、中国はLNGの輸入量を1500万トン減らし、南アジア諸国は600万トン削減したという。
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