ドイツ、初のLNG基地開業も エネルギー問題解決にはならず

© AP Photo / Koji Sasahara, FileLNG船
LNG船 - Sputnik 日本, 1920, 18.12.2022
ドイツ北西部のヴィルヘルムスハーフェンで17日、同国初となる液化天然ガス(LNG)の輸入ターミナルが開業した。式典に参加したオラフ・ショルツ首相はロシア産ガスへ依存せずエネルギー供給を保証するものだと成果を強調しているが、一部野党は十分ではないと批判しロシア産ガスの輸入再開を求めている。
ドイツ放送局「Welt」などが生放送した式典で、ショルツ首相は次のように述べている。

「ロシアのガスから独立し、ドイツにエネルギーを共有するために全力を尽くすというのは迅速な決定だった。だから、ロシアからのパイプラインに依存しないために、このターミナルを短期間で建てようと決めたのです」

ターミナルにはすでにナイジェリアとスペインから輸入された天然ガスを積んだ船が到着しているという。ドイツは全部で5カ所の海上浮遊式LNGターミナルの建設を進めている。
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一方、野党「ドイツのための選択肢」代表のチノ・クルパラ氏は、「ショルツ政権は短期間でのターミナル建設を自画自賛しているが、これだけでエネルギー危機は解決しない」と指摘。クルパラ氏によると、ターミナルから輸入されるガスは、ドイツの年間供給量の6パーセントにしか満たないといい、そもそもどこからどのようにガスを輸入できるかも判然としていないと効果に疑問を呈している。

「政府は対ロシア制裁から脱却し、『ノルドストリーム』のガス供給を再開すべきだ」

「ノルドストリーム」はロシアからバルト海を経由してドイツや欧州へガスを輸出する2つのパイプライン。「ノルドストリーム1」は、西側諸国の対露制裁によってシーメンス社側が操業に不可欠なタービンの修理を履行しなかったことなどで操業停止。「ノルドストリーム2」は稼働開始直前でウクライナ情勢を背景にドイツ側がプロジェクトを凍結した。また、両ノルドストリームでは9月、破壊工作によって爆発が起こっている。
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