日本 LGBT問題担当の内閣補佐官が誕生へ

共同通信は岸田首相が性的少数者の3つの団体の代表らとの会合を総括して表した声明で、元法務大臣の森まさこ氏を内閣総理大臣補佐官として採用し、LGBTの人たちへの理解を増進するための担当とすることを明らかにしたと報じた。
この記事をSputnikで読む
同性婚や性的少数者の権利の問題は、岸田首相の秘書官を務めていた荒井勝喜氏が表した差別発言がきっかけで社会の大きな注目を集めた。荒井氏は「(同性婚カップルが)隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と発言し、更迭されていた。
岸田首相はこれまでに一度とならず謝罪を繰り返してきたが、17日には総理官邸にLGBTの団体の代表らを集め、「ここまで大変なことが広範囲に及んでいるとは正直わからなかった」「きちんと一つ一つ向き合っていきたい」と表明した。
【視点】同性婚:日本は変われるのか?
この状況に、同性婚についての質疑で岸田首相の「(同性婚を認めると)社会が変わってしまう」という発言がさらに火に油を注いだ。岸田氏は今日のLGBT「法律、制度が変わるという意味で使った。制度を議論していく必要があるとの趣旨だ」としどろもどろの説明を試みている。
また、5月のG7サミットまでにLGBT法の採択することについてもさかんに議論が行われている。日本はG7の中では唯一、同性婚を認めていない。
関連記事
LGBTをフィーチャーした話題の広告 流行に乗った話題作りか、あるいは社会に対する本当の支援か?
同性婚「社会全体に影響」 松野官房長官、導入に否定的
コメント