西側諸国によるウクライナへの兵器供与

武器備蓄の枯渇も惜しまず スナク英首相、ロシアとの対決姿勢鮮明に

英国のリシー・スナク外相は18日、ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議で登壇し、欧州諸国は自国の兵器が枯渇するリスクを冒してでもウクライナに兵器を供給するべきだと呼びかけた。
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スナク首相は次のように述べている。

「なぜ我々に武器の備蓄が必要なのか。欧州諸国は自らに問うてほしい。何を守るために、何と闘うためにあるのか。ロシアの戦車を破壊するためなら、そのために使わなくてはならないのではないか。そのために持っているのではないのか」

スナク首相はロシアと闘うためであれば、武器備蓄が枯渇することは問題視すべきでないとの見解を示した。また、「備蓄が減ってもロシア軍にダメージを与えられれば、我々の安全は高まる」とまで述べた。
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また、英国の今後のウクライナ支援に関しては、「英国はウクライナに長距離兵器を供与する最初の国になる」と宣言し、さらなる軍事支援の強化を示唆した。
英国は1月15日、他の北大西洋条約機構(NATO)諸国に先駆けて西側の主力戦車「チャレンジャー2」14台をウクライナに供与すると発表。戦闘機の供与も排除しないとしており、ロシアに対する対決姿勢を鮮明にしている。
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