北朝鮮が「弾道ミサイルの可能性あるもの発射」=日本防衛省

日本の防衛省は20日、午前7時4分および12分に「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と発表した。一方、北朝鮮も、同日午前7時に「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイルの射撃訓練を行ったと発表した。
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NHKの報道によると、韓国軍合同参謀本部は20日午前7時4分ごろ、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。海上保安庁は防衛省からの情報として、午前7時8分に「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と発表した。日本のEEZ外に落下したとみられている。
午前7時12分、海上保安庁は防衛省からの情報として、新たに「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と発表。さらに、午前7時13分にも同様の内容を発表した。その後、これらの「弾道ミサイルの可能性があるもの」について、「すでに落下したとみられる」と発表した。いずれも日本のEEZ外に落下したとみられるという。
その後、政府関係者は、3発目の発表について事務的ミスだったと明らかにした。北朝鮮が実際に発射したのは2発だった。
防衛省の推定によると、1発目は最高高度約100キロ、飛行距離が約400キロ。2発目は最高高度約50キロ、飛行距離約350キロ。
韓国と米国 合同空軍訓練実施 日本と米国も
一方、北朝鮮は、20日午前7時に朝鮮人民軍が600ミリ口径の「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイルの射撃訓練を行ったと発表した。訓練では、発射地点から395キロと337キロの先の日本海上に設定された目標に向けて2発発射したとしている。

北朝鮮がミサイルの発射から1時間余りで発表するのは異例のこと。19日、米国と韓国が空軍による共同訓練を行ったことに対する強い反発を示した形だとNHKは指摘している。
2023年に入って以降、北朝鮮は1月1日に弾道ミサイルを発射。今月18日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射したばかり。
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