聯合ニュースによると、いち早い6G通信の開発と導入は、通信インフラ分野において世界をけん引する立場を維持したいとする韓国政府の意欲によって促進されている。また、電子部品のサプライチェーンの再興やソフトウェアのイノベーションにも寄与すると見込む。
これまでに韓国は「 K-Network 2030」として、2030年を見据え6Gを実用化する計画を進めてきた。現在進行中の6G 通信技術の開発プロジェクトは6253億ウォン(646億円)規模だという。
調査分析機関「IPlytics」のデータによると、すでに実用化が始まっている最新の5G通信技術に関連する特許シェアは中国が26.8パーセント、韓国が25.9パーセントを占めている。韓国はこの割合を30パーセントにまで高め、次なる6G通信のシェアでも世界をリードしていきたい考えだ。
日本は高速通信の普及で中国や韓国に後れを取っていると指摘されることもあるものの、6G通信の開発を積極的に進めている。総務省は「Beyond 5G 推進戦略」を定めており、2030年頃の6G実用化を目指す。また、日本企業の特許の世界シェアを10パーセントとする目標を掲げている。
関連記事