中国の停戦プラン把握、正式文書を近く受理=ゼレンスキー大統領

ウクライナのドミトリー・クレバ外相は中国の王毅外相と停戦プランについて意見を交わした。ただし、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領自身はまだ中国側の提案を公式文書の形で目にしていない。イタリアのジョルジャ・メローニ首相と行った首脳会談後の共同記者会見でゼレンスキー大統領が発言した。
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ゼレンスキー大統領は共同記者会見で次のように発言した。

外相が私に言った。中国外相と非公式の会談があったと。そして彼らの間にはしかるべき文書、あるいは決議案のアイディアがあると本当に言った。しかし公式文書はまだ目にしていない。

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先に中国の王毅外相はミュンヘン安全保障会議に出席した中で、中国側は2月末にかけてウクライナ紛争の政治的解決に関する独自の立場を記した文書を発表するとしていた。ウクライナのドミトリー・クレバ外相はその後、王毅外相と停戦プランのキー・ポイントについて意見を交わしたと表明していた。その上でウクライナはこの計画を検討し、結論を下すとした。
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ロシア側は交渉の用意があると再三表明しているものの、ウクライナ側は大統領令によってロシア側との交渉を禁止している。また、ゼレンスキー大統領はG20のサミットで、「ミンスク3」(新たな停戦合意)はありえないとコメントしていた。
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