会談の冒頭で王氏は、「不安定な国際情勢」にもかかわらず、中国とロシアは「戦略的な決意を保ち」、多面的な協力の可能性を引き出してきたと述べた。さらに王氏は、ロシアと中国は多極化した世界の形成に向かってしっかりと着実に進んでおり、「一方的な行動や、覇権主義に断固として反対する」との考えを示した。ラブロフ氏は、「より開かれた、民主的で公平な国際関係システム」は、「アジア、アフリカ、ラテンアメリカの大多数の国々の利益になるものであり、対立的な議題を押し付ける試みや、独立性を示し国益を基盤とする国家の発展を抑制しようとする試みを認めない」と述べた。王氏は現在、モスクワを訪問中。王氏は21日には、ロシアのニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記との会談も行った。この会談で双方は、「脅威に立ち向かう用意があること」などを表明した。関連記事