ウクライナの和解についてはロシアと集団的西側が話し合うべき=露国連大使

ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は、国連の緊急特別会合の中で、ウクライナ危機の解決にまつわる対話は、ロシアとウクライナとではなく、ロシアと米国を中心とする集団的な西側との間で行われるべきだと表明した。
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ネベンジャ氏は「ロシアとNATO(北大西洋条約機構)が直接衝突した場合、全人類にとって最悪な結果を招く恐れがある。この状況全体に関する解決策の模索は、もはやロシア・ウクライナ間で行うのではなく、ロシアと集団的な西側諸国、主にキエフ(キーウ)政権の背後にいる米政府との間で行うべきだ」と表明した。
「我々はこの危機に対して、真剣に長期的に外交的な解決策を模索する用意があり、これについては繰り返し話してきた」とネベンジャ氏は指摘。「我々の敵対国は、核保有国である我が国を打倒するという空虚な幻想からまだ正気を取り戻していない。したがって、我々が1年前に特別軍事作戦を始めざるを得なかった原因、軍事的手段に出ることになった原因を取り除く必要がある」と強調した。
「ノルドストリーム」の爆破工作
ノルド・ストリームを爆破した国々はロシアに賠償せよ=露国連大使
また、ネベンジャ氏は、ロシアの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」爆破の加害者は、いかなる場合においても責任を取ることになるだろうと述べた。
ネベンジャ氏によると、ウクライナ紛争への西側諸国の関与は、間接的なものから直接的なものへとますます発展しており、その結果はいたるところで顕著になってきている。「西側諸国の制裁によって引き起こされた食糧危機やエネルギー危機から、『ノルドストリーム』爆破まで、もちろん、いかなる場合においても応えることになるだろう」と警告した。
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