米国 欧州へ2万人規模の米兵追加移送 国防長官

米国防総省のオースティン長官は24日、米軍が欧州に兵士2万人を追加派遣し、北大西洋条約機構(NATO)東部地域で初となる米国の常設軍を設置したと明らかにした。
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オースティン米国防長官は次のように述べている。

「米国は欧州へ2万人を超す追加要員を派兵ないし移送し、NATO東部地域に米軍の初の常設軍を配置した」

オースティン長官は、この措置は欧州の安全保障にとって第2次世界大戦以来、最も差し迫った脅威への応答だと説明し、「NATO領域の隅から隅までを防衛する」義務を米国は忠実に遂行すると強調した。オースティン長官は2022年を総括した声明の際には米軍の新たな派兵については触れていなかった。
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オースティン国防長官は「この先、困難な時期が到来する可能性がある」と指摘した。
ロシアは過去数年、自国の西側の国境付近でNATOが今までになく活発化しているとする声明を表し続けている。NATOはイニシアティブを拡大し、それを「ロシアの攻撃抑止」と呼んでいるため、ロシアは欧州におけるNATO軍事力の拡大に幾度も憂慮を表してきた。クレムリンは、ロシアは脅威を与えてはいないものの、自国の国益に潜在的に危険な行動に対してはこれを無視しないと指摘している。
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