マクレガー氏はインタビューのなかで次のように指摘している。
「真実を直視しよう。現在、ロシアの保有する核弾頭の数は米国を凌ぐ。運搬手段やミサイルの数も多いかもしれない。分からないが。全ての数字を混同してしまっているので。米国とロシアの2ヶ国分で地球を破壊するには十分な力をもっている。これには疑いの余地もない」
マクレガー氏は米国がロシアを裏切ったとみなしており、プーチン大統領の手元にはそれを裏付ける事実のリストがあるという。そして、「そのため、あるタイミングで条約を再開することが我々の利益につながる。プーチン大統領はそのことを明確に示したと思う」と締めくくっている。
プーチン大統領は2月21日、露米間で発効していた新戦略兵器削減条約(新START)への参加停止を発表した。ロシアは新START条約から脱退するわけではないものの、この文書に基づく作業の継続の議論に戻る前に、新STARTが米国のみならず、NATOの核保有国である英国とフランスの核保有をどう考慮するのかをロシアは自ら理解する必要があると強調しており。こうした一方でロシア国防省は、新START条約の参加停止期間中も核運搬手段の数の制限を遵守することを明らかにしている。
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