米政治専門紙「ポリティコ」によると、NATOの高官は「当時、我々は(キエフで)政権交代が起きるだろう。その際はどうすべきかと考えていた」と明かした。
一方でニューヨークタイムズ紙も、バイデン米大統領府の代表者がゼレンスキー氏に対し、「自分に何かあった場合」に備えて後継者を策定するよう要請していたと指摘している。
同紙によれば、バイデン陣営は、ゼレンスキーは殺害されるか、亡命政府を率いることになると考えていた。一方で、ゼレンスキー氏はキエフを去るという提案を拒否し、米国がウクライナの決意を疑っているとして、立腹したという。
キエフを離れろという申し出に対し、ゼレンスキー大統領はウクライナ政府高官を通じて「私に必要なのは弾薬だ。旅行ではない」と回答したという。
同紙は、米大統領府の元高官の発言を引用し、バイデン陣営はこの話は信憑性を欠くものの、「作り話」には感動すると反応したと報じた。
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