メドベージェフ氏は露紙「イズベスチヤ」に寄稿したなかで、このように記した。
「ロシアそのものの存亡という問題が真剣に提起された場合、それはウクライナの戦線で決まるものではない。それは全人類の文明の存亡という問題と共に決まる。ここに曖昧さはないはずだ。ロシア抜きの世界など必要ない」
西側諸国は、ロシアをソ連のように「葬り去る」ことができるという危険な幻想を抱いているとメドベージェフ氏は記している。「崩壊した帝国は、世界の半分、あるいはそれ以上をその瓦礫の下へと葬り去る」ことを歴史は示していると警告した。
また、ウクライナにおける特殊作戦について、メドベージェフ氏は、西側諸国の狂気的なヒステリーとロシアを引き裂こうとする強迫観念によってもたらされたものだと綴った。さらに、ロシアの敵は「交渉再開の可能性を頓挫させ、彼らが定めた目的がすべてにとって明らかに損失であることを自覚しようとせず、ネオ・ファシストであるキエフ政権に兵器を供給し続けている」と指摘した。
メドベージェフ氏は、ロシアはそのようなシナリオを許さないと強調。西側諸国とその同盟国は世界人口の15%に過ぎないと指摘し、「我々の方がはるかに多く、はるかに強い。偉大な我が国の冷静なパワーと、そのパートナー国の権威が、世界全体の未来を守る鍵なのだ」と締めくくった。
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