西側の目的は「他人の手」でロシアを下すこと=メドベージェフ氏

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メドベージェフ氏 - Sputnik 日本, 1920, 25.02.2023
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ロシア前大統領で現在は国家安全保障会議副議長を務めるドミトリー・メドベージェフ氏は25日、露軍事専門誌で発表した論文のなかで、西側諸国の目的は「他人の手」でロシアに打ち勝つことで、彼らは紛争の影響を受けて苦しむ一般のウクライナ人や欧州人については「屁とも思っていない」と指摘した。
メドベージェフ氏は次のように述べている。

「西側諸国の目的は、他人の手でロシアに打ち勝つことだ。そのためにはどんな犠牲も正当化しているようだ。この紛争で苦しんでいるウクライナや欧州の一般市民については、彼らは屁とも思っていない」

メドベージェフ氏は西側諸国の軍事支援について、「領主の肩からウクライナに非常に多くの兵器が下賜された」と表現し、欧州各国の国防省が空になった武器庫を前に不平不満を述べていると指摘した。

「自分たちが演習で使う分も足りないのだ。米国兵士だって喜んではいないだろう」

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また、メドベージェフ氏は米シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」の「米国防総省は自らの装備を引っ張り出して、ウクライナに兵器を供給している」との分析を引用。歩兵携行式多目的ミサイル「ジャベリン」は米国の7年分の製造量に匹敵する数が送られ、携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」も、米製兵器の全購入者に引き渡された7年分に相当する量が送られたとしている。
そのほか、メドベージェフ氏の論文の要旨は以下の通り。
ロシアの核戦力は西側の熱狂者に対する抑止力
西側はロシアを弱体化するためにウクライナの苦痛を長引かせ、終われば用済みとして廃棄する
ロシアは自給自足できる国であるため、圧力をかけても意味はない
ロシアの防衛産業は西側のいかなる攻撃も阻止するための製造能力がある
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