米国 クリミア所有権問題は今後再検討する可能性=ホワイトハウス

米国のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、NBCニュースのインタビューに対し、米政権はクリミアの所有権にまつわる問題を今後再検討する可能性があると考えていると表明した。
この記事をSputnikで読む
サリバン氏は、NBCニュースのインタビューに対し「クリミア問題は、今後起こる問題である。我々はその時に考える」と述べた。
同時にサリバン氏は、ウクライナは今、米国の支援を受けて戦場で優位に立つために、短期的な目標に集中する必要があると強調。同氏によれば、こうして成功を収めることにより、最終的には「ウクライナの領土一体性を完全に回復すること」が可能になるはずだという。
また、クリミアの地位に関する議論に米国が関与する可能性について、同氏は「米国は他国の主権問題を議論するつもりはない」と指摘した。
マスク氏が非難 ヌーランド氏がウクライナ紛争を激化
ヌーランド米国務次官は17日、カーネギー・モスクワ・センターで行われたオンラインイベントで、クリミアにあるロシアの軍事施設はウクライナの「正当な標的」であり、米国はそれらに対する攻撃を支持すると述べた。ヌーランド氏によれば、少なくともクリミアを非武装化しなければ、ウクライナは決して安全にはならないという。
ヌーランド米国務次官の発言について、在米ロシア大使館のイーゴリ・ギレンコ報道官は、米政権の立場はロシアに対する米国の好戦的な態度を露骨に表しているとの考えを示した。
関連ニュース
ウクライナ 英国供与のミサイルでクリミアを攻撃する計画を検討=英メディア
クリミア攻撃した場合のロシアの反撃、メドベージェフ元大統領が警告
コメント