米宇宙葬会社、元大統領4人を打ち上げへ

宇宙葬サービスを手掛ける米「Celestis」社は、米国の元大統領4人のDNA試料を宇宙空間に打ち上げると自社のブログで明らかにした。今回宇宙に送られるのは初代ジョージ・ワシントン、第34代ドワイト・アイゼンハワー、第35代ジョン・F・ケネディ、第40代ロナルド・レーガン各大統領だという。
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エンタープライズ計画の一環として2023年に打ち上げが予定されている宇宙船「バルカン」によって、元大統領4人のDNA試料が2億4000万~5億キロ地球から離れた宇宙空間に送られる。これは地球から月よりも遠い距離である。DNA試料の髪の毛はコレクターから譲り受けたものだという。
DNA試料は粉末にして、チタン製のカプセル入れて発射される。チタンは熱や寒さ、放射線に強いことから、試料を保護するのに有用だ。
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また、「Celestis」社によると、国家元首を務めた人物が宇宙空間に「滞在」するのは歴史上初めて。同社は次のように述べている。

「古代の人々のDNAが現代の研究者に人類の進化を語ることができるのと同じように、大統領のDNAも遠い宇宙のかなたに移住するであろう未来の文明に、米国の為政者や文化について教えることができるでしょう」

また、SFテレビドラマシリーズ「スタートレック」シリーズの制作陣のDNAも同時に宇宙に旅立つ。ジーン・ロッデンベリー監督や妻で女優のメイジェル・バレット氏、ドクター・マッコイ役のデフォレスト・ケリー氏、ウフーラ役のニシェル・ニコルズ氏、スコッティ役のジェームズ・ドゥーアン氏らのDNAも送られるという。
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