ハンガリーのオルバン首相は、ウクライナ紛争をめぐり、米国のバイデン大統領は毎月立場を変えているため同紛争における米国の目的は明確ではないが、トランプ前米大統領だったら紛争を数週間以内に解決できるはずだとの考えを示した。
オルバン氏は、スイスの週刊誌ヴェルトヴォッヘのインタビューでウクライナ紛争における米国の目的について問われ、「大統領(バイデン氏)は毎月言ってることが違う」ため、自分にとって米国の目的は「謎だ」と答えた。なお、オルバン氏はトランプ氏について、「彼だったら(ウクライナ紛争を)数週間で解決できるはずだ」と述べ、そのためトランプ氏は「最後(の希望)ではない」が平和への「希望」だとの考えを示した。
オルバン氏によると、欧州は現在、自分たちの未来に関する議論に事実上参加していない。
「ブリュッセルで下されている決定において、私は欧州の利益よりも米国の利益を見 いだすことの方が多い。欧州の国境で起こっている戦争では、今日、(物事が)米国 の鶴の一声で決まる。私は、ライオンが肉を食べることに対して米国を咎めはしない 。ライオンが草を食べるようになることに期待してはいけない」と述べた。
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