日本に大地震発生の恐れ 東京には大津波 ロシア人地球物理学者

ロシア人地球物理学者で物理数学博士のアレクセイ・リュブシン氏は、ロシア紙「ガゼータ・ル」の取材に対し、日本の南部の沿岸部、ロシアのクリル諸島、カムチャッカ半島でこれから3か月以内に大型地震が起きる可能性を指摘した。
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「日本は危険な状態にあり、2023年の3月から5月の間に南部で極めて大型の地震が起きる恐れがある。この際に一番危険なのが津波の発生する可能性だ。地震の発生すると見られる地域から、津波は東京都付近を襲うだろうと見られている。そうなった場合、犠牲者は多くなる」リュブシン氏はこう語っている。
リュブシン博士の予測は地球全領域と特に日本で観測されている地震ノイズを基にしている。リュブシン氏いわく、氏が用いているのは日本各地にある78の地震観測所で地表の振動を記録するデータで、その振動が地震の発生の準備と直結している。
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「地球物理学上のパラメータとして1日の長さを計測した。地球の自転速度は遅くなったり、速くなったりするからだ。その結果、地球の地震ノイズは1日の時間の長さによって変化し、次の地震のエネルギーの放出と直結していることがわかった。まず地震ノイズと1日の長さの変化の相関関係が起きて、それから地震ノイズが大きくなり、430日語に地震エネルギーの放出が起きる」リュブシン博士はこう説明している。博士の計算では、日本南部での大地震は2023年春、3月にも起きる可能性があるが、地震ノイズのピークが形成され、それが影響するのは日本だけでなく、世界全体にも波及するため、地球の他の地域でも大地震が起きる恐れはある。
最新の研究によれば、今後30年内に地中海で大きな津波が発生する確率が高くなっている。
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