朝鮮中央通信は、北朝鮮が国際的な宇宙条約に加盟してから14年となった5日、国家宇宙開発局のパク氏にインタビューを行った。
パク氏によると、北朝鮮は国際条約に基づく宇宙利用の権利を有しており、これにより人工衛星と打ち上げロケットの技術開発が進んでいる。経済発展と国民の福祉のために衛星利用を「大規模に」進めていると強調した。
また、パク氏は「北朝鮮では人工地球衛星の多機能化、高性能化を実現するための事業で絶え間ない進展が成し遂げられている」とし、「運搬ロケット用の大出力エンジンの開発に成功し、各種の衛星を軌道に打ち上げることができる確固たる保証が整った」と主張した。
さらに、北朝鮮は「宇宙科学技術の成果を農業や水産、気象観測、通信、国土管理、災害防止などさまざまな部門に導入している」と説明した。
北朝鮮は2012年に初めて人工衛星「光明星3号2号機」を打ち上げ、初めて衛星軌道への投入に成功した。2016年には人工衛星「光明星4号」のロケット打ち上げと称して飛翔体を発射。飛翔体の一部が宇宙空間で軌道に乗ったとみられている。
2022年12月18日、北朝鮮は弾道ミサイル2発を発射した。翌日、北朝鮮は国家宇宙開発局が「偵察衛星の開発のための最終段階の重要な実験を行った」と発表。同時に、国家宇宙開発局は「2023年4月までに軍事偵察衛星1号機の準備を終える」と表明した。
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