ロシアの為替取引で中国元がドルを凌駕

ロシアの2月の先物為替取引で中国の人民元が最も多く使われた外貨となった。ロシアと中国との貿易取引高が増加し、ルーブルと人民元間の直接決済への切り替えが進み、ロシア財務省が予算ルールの一環として中国元の供給量を増やしたことがこうした状況を促した。
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2月、1カ月間の中国元による通貨取引は1兆4800億ルーブル(2兆6700億円)を超え、前月1月に比較して3分の1分も増加した。2月はドルとの取引高も増加したが、8%増にとどまり、1兆4200億ルーブル(2兆5600億円)となった。この結果、中国元は、基軸通貨による取引量全体の40%近くを占め、ドルは38%強、ユーロの割合は21.2%(0.79兆ルーブル)となった。1年前の2022年2月時点の取引の割合は、ドルが87.6%、ユーロ11.9%、人民元はわずか0.32%と米国の通貨に圧倒的に有利な情況になっていた。
さらに多くの国が国際決済でのドル使用を拒否  責任は誰に?
この指標から、EUと米国の対露制裁の拡大に伴い、ロシアは非友好国の通貨による取引を縮小していることがよくわかる。
中国税関総署の発表では、中国とロシアの貿易高はこの1年で29.3%増え、1900億ドル(25兆8400億円)を超えた。
ロシア中央銀行は2023年1月より公開市場で中国元の売りオペを開始しており、これも為替取引での元の取引高の増加を促している。
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