ベラルーシで露軍機に破壊工作 ルカシェンコ大統領「ゼレンスキーは嫌な奴」

ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は7日、同国内の空港に駐機していたロシア軍用機に破壊工作を行ったとして、「ウクライナ特殊部隊のテロリストとその共犯者」を逮捕したと明らかにした。また、ルカシェンコ大統領は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はこれを予め知っていたとの見解を示し、強い言葉で非難した。
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ルカシェンコ大統領によると、ベラルーシ当局は首都ミンスク郊外の空港でロシア軍の早期警戒管制機「A-50」に対し破壊工作を試みたとして、クリミア半島に住んでいたロシアとウクライナの二重国籍の男とその共犯者20人以上を逮捕した。ルカシェンコ大統領は、ウクライナ保安庁(SBU)が破壊工作に関与したとみている。攻撃ではドローンが使われ、「А-50」は深刻ではないが損傷したという。
事件を受け、ルカシェンコ大統領は次のように不快感をあらわにした。

「結論は一つだ。私はウクライナには平和が必要で、ゼレンスキーは自国民のために心を悩ませていると思っていた。だが、ゼレンスキー大統領は『シラミの卵(嫌な奴、奸悪などの意)』だ。ただの『シラミの卵』だ!このような作戦が国の指導部や最高司令官の同意なしに行われるはずがない」

【図説】ウクライナ破壊工作グループが露ブリャンスク州に侵入
なぜ「シラミの卵」と呼んだかというと、ゼレンスキー大統領が「ベラルーシの周りをうろちょろしている」一方で、不可侵条約を結ぼうと呼びかけてきているからだと説明した。ルカシェンコ大統領は1月、ウクライナがベラルーシに不可侵条約の締結を提案してきたと明かしていた。同時にウクライナ側はベラルーシの国家安全保障に潜在的な脅威をもたらす戦闘員の訓練を続けていると不信感を示していた。
また、ルカシェンコ大統領は「ウクライナはベラルーシを米国チームの戦争に巻き込もうとしているが、ベラルーシは参戦しない」と述べた。
今回の破壊工作について、ウクライナのミハイル・ポドリャク報道官は「地元のパルチザンによるものだ」として関与を否定している。
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