国連グテーレス事務総長、キーウでゼレンスキー大統領と会談 穀物輸出など協議

国連のグテーレス事務総長は8日、ウクライナの首都キエフ(キーウ)でゼレンスキー大統領と会談した。主に穀物取引が協議の中心となった。
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グテーレス事務総長は、ロシアおよびウクライナからの食糧と肥料の輸出は極めて重要であると指摘。

「ウクライナ産およびロシア産の食糧と肥料の輸入は世界の食糧安全保障と食品価格にとって重要な意味をもつ」

グテーレス事務総長は、3月18日以降の黒海穀物イニシアチブの延長が極めて重要であると強調。さらに同イニシアチブの目的に基づき、黒海の「輸送インフラを最大限に活用するための」環境づくりが重要であると述べた。
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両氏はまたザポロジエ(ザポリージャ)原発の状況についても協議。グテーレス事務総長は、国連は同原発周辺の安全地帯に関する合意の達成に向け協力する用意があると述べた。
トルコ・イスタンブールで22日、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連が、ロシアの輸出制限を解除し、ロシアによるウクライナ産穀物の輸出を可能にする協定に署名した。この協定は、オデッサなど3港から黒海経由でウクライナ産穀物、食料、肥料を輸出するというもの。
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