日銀総裁に経済学者の植田和男氏、国会が同意で4月に就任へ

日銀の新たな総裁に経済学者の植田和男氏を起用し、2人の新たな副総裁を充てる政府の人事案は、参議院本会議で可決され、国会で同意された。植田氏は4月に就任し、戦後としては初めて学者出身の総裁が誕生する。NHKが報じた。
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政府の人事案は9日に衆議院で同意され、10日の参議院本会議でも採決が行われた。その結果、自民・公明や立憲民主党などの賛成多数で可決され、国会で同意された。共産党と政治家女子48党は反対した。また、新たな副総裁の人事案も賛成多数で可決され、国会で同意された。
総裁と副総裁の任期は5年で、植田氏は4月9日に就任する。2人の副総裁は、3月20日に就任する。植田氏はこれまでの路線を受け継ぎ、2%の物価安定目標を目指して大規模緩和を継続する模様。
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