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心臓発作を90%の精度で診断するブレスレット 研究者が開発

米国のロバート・ウッド医科大学の研究者らは、心臓発作の有無を90%の精度で検出できるブレスレット型のウェアラブルデバイスを開発し、そのテストに成功した。この成果は、米国心臓病学会のウェブサイトで紹介されている。
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このデバイスのテストは、心臓発作の疑いがある患者239人を対象にインドで行われた。患者はブレスレットの形をしたセンサーを装着した。研究者らはこのセンサーが赤外線で手首の皮膚を照射し、患者の血中に「トロポニンI」というタンパク質があるかどうかを確認したという。その後、研究者らはこのブレスレットから得られたデータと実験室での血液検査を照合した。その結果、このブレスレッドは90%の精度でトロポニンIを検出することができた。
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研究者らは、心臓発作を検出するブレスレッドの開発にあたり、心臓に血液を供給する動脈が遮断され、心臓と他の身体への酸素供給が制限されてしまう心臓発作の際に、血液中にトロポニンIというタンパク質が放出されることに着目した。そのためトロポニンIは、心筋が損傷する時の指標となると考えられている。
トロポニンについて調べる血液検査は、通常、胸痛があるものの心電図で心臓発作の明らかな徴候がない場合に行われる。しかし、血液を採取して検査用のサンプルを送るプロセスには時間がかかるため、心臓発作による危険な状態を増大させることになる。研究者らが今回新たに開発したセンサー付きブレスレットは、心臓発作を起こした患者の応急処置にかかる時間を短縮することができる。さらに、皮膚でバイオマーカーを検出するウェアラブルセンサーの技術は、他の病気にも適応できると研究者らは考えている。
スプートニクは先日、ロシアの研究者が開発した心臓機能を観察するためのバイオセンサーの機器「絆創膏型心電図」について報じた。
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