【視点】北朝鮮、ミサイル発射方法を多様化 撃墜リスク低下が狙い=専門家

北朝鮮初となる潜水艦からの巡航ミサイル発射について、韓国・北韓大学院大学の金東葉(キム・ドンヨプ)はスプートニク通信の取材に応え、韓米の合同演習への対応であると同時に、探知・撃墜の可能性を低減するための発射方法および場所の多様化であるとの見解を示した。
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北朝鮮は13日早朝、潜水艦から2発の巡航ミサイルを発射したと発表。ミサイルは8の字型の軌道に沿って約1500キロメートル飛行し、日本海の標的に命中した。
金准教授によると、これは確認された事例としては初の北朝鮮による潜水艦発射型巡航ミサイルだという。
「初の潜水艦発射型巡航ミサイルではあるが、試験発射ではなく、訓練発射であると確認されている。そのため新兵器ではなく、地上発射型の巡航ミサイルを潜水艦発射型に改良したものと思われる。これは高い完成度と信頼性を備えた武器システムであり、開発者が自信をもっていると言える」
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金氏は、巡航ミサイルが本当に8の字軌道に沿って1500キロを飛行し日本海の標的に命中したのであれば、北朝鮮のミサイルは日本の本州だけでなく、米軍基地のある沖縄まで到達可能なことを意味する、と指摘。さらに北朝鮮潜水艦の移動距離によっては、米韓演習に使用された米国戦略アセットの基地であるグアム島もミサイルの射程距離圏内に入るという。
同氏はまた、北朝鮮のミサイル発射は、今月13日から23日まで予定される米韓合同大規模演習「フリーダム・シールド」への対応措置であり、さらには韓米日の軍事協力に対する反応であると語る。
「北朝鮮は潜水艦からも巡航ミサイルを発射し、異なる種類のミサイルについて発射方法・場所を多様化している。最終的にこれはミサイル探知および撃墜の可能性を最小化し、それにより生存率を高め、報復攻撃の可能性と抑止効果を高めると思われる」
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