トランプ氏 再選の場合、ウクライナ支援の規模はプーチン大統領と交渉後に決める意向

ドナルド・トランプ元米大統領は、欧州がエネルギー安全保障問題についてロシアではなく米国を当てにしていたのであれば「ロシアは特別軍事作戦を開始していなかっただろう」との見解を示した。
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これは Fox Newsテレビが伝えたもので、同テレビでは共和党擁立の大統領候補と見られる数人にウクライナへの軍事支援に関して質問を投げかけていた。
トランプ氏は、再選の場合、ウクライナへの軍事支援の規模についてはロシアのプーチン大統領と交渉した結果に応じて決めると語った。
ウクライナ紛争における米国の役目について質問されたトランプ氏は、欧州は自身の安全保障に対する代償を自ら払わなければならない、とした。同氏はこのスタンスを大統領時代から維持している。
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トランプ氏は、欧州諸国は米国よりも多くの貢献をしなければならないと考えている。ウクライナ紛争に米国にとっての戦略的関心はないからだ。
同氏がプーチン大統領と交渉する用意があると発言したことについてロシアのペスコフ大統領報道官は、トランプ大統領時代のロシアと米国は、全く問題がなかったわけではないがやり取りをもっと頻繁に行っていたとコメントした。
トランプ氏は以前、アイダホ州での支持者集会で演説し、現政権の外交政策によりロシアと中国の同盟が出来上がったとして、バイデン現大統領を非難した。
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