オーストラリア、米国から原子力潜水艦最大5隻を購入へ AUKUS首脳会談

米国、英国、オーストラリア3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」は13日、首脳会談を実施。米政府高官は、オーストラリアが米国からバージニア級原子力潜水艦3隻を購入し、米国は必要に応じてさらに2隻を売却すると明らかにした。
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米政府高官は会見で「オーストラリア側が訓練を受け、準備が整えば、オーストラリアは通常兵器を搭載したバージニア級原子力潜水艦3隻を米国から購入し、必要に応じてさらに2隻を購入できる」と発表した。
同高官は、長期計画の第1段階として、2027年までにローテーション部隊を設立する予定だと明らかにした。ローテーション部隊の設立に先立ち、米英の潜水艦がオーストラリア海域を訪れ、合同演習を行う予定。
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オーストラリアへの原子力潜水艦供給に向けた長期計画の第2段階として、2030年代に米国の原子力潜水艦の供給が計画されている。
長期計画の第3段階として、英国は2030年代後半にAUKUS独自の新型原子力潜水艦(SSN-AUKUS)を開発し、オーストラリアに供給を開始するという。
2021年9月、米国、英国、オーストラリアは、安全保障および防衛分野における3カ国のパートナーシップ「AUKUS」の創設を発表した。18ヶ月間で、米国がこれまで英国とのみ共有してきた原子力潜水艦などに関する技術をオーストラリアへ移転することに取り組む。
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